田七人参(でんしちにんじん)とは?特徴・味・飲み方・高麗人参との違い

田七人参(でんしちにんじん)とは?特徴・味・飲み方・高麗人参との違い

中国で「金不換(きんふかん)」— 金にも換えられないほど貴重 — と呼ばれてきた、特別な薬膳素材。 それが「田七人参(でんしちにんじん)」です。

「三七人参(さんしちにんじん)」とも呼ばれ、中国・雲南省を中心に育てられてきた、長い歴史を持つ植物。日本でもサプリメントやお茶として親しまれています。

この記事では、田七人参とは何か、名前の由来、味、飲み方、そして高麗人参との違いまで、漢方薬局がわかりやすくご紹介します。


目次

  1. 田七人参とは?読み方は?
  2. 「三七」「金不換」 — 名前の由来
  3. 田七人参の産地 — 雲南省
  4. 田七人参の特徴
  5. 田七人参と高麗人参の違い
  6. 田七人参の味は?
  7. 田七人参の飲み方・楽しみ方
  8. 田七人参にカフェインは入っている?
  9. 田七人参を使うときの注意点
  10. 妊娠中・授乳中の方へ
  11. 田七人参の選び方
  12. 中医学での田七人参
  13. まとめ

1. 田七人参とは?読み方は?

田七人参は「でんしちにんじん」と読みます。

ウコギ科の多年草で、学名はPanax notoginseng。高麗人参(朝鮮人参)と同じ「Panax(パナックス)」の仲間にあたる植物です。

主に中国・雲南省を中心とした地域で育てられ、そのを乾燥させたものが、古くから薬膳・漢方の素材として珍重されてきました。

別名「三七人参(さんしちにんじん)」とも呼ばれ、中国では非常に貴重な素材として知られています。日本でも、サプリメントやお茶、粉末などの形で親しまれています。


2. 「三七」「金不換」 — 名前の由来

田七人参には、いくつかの呼び名と、興味深い由来があります。

「三七」の由来

田七人参は「三七人参」とも呼ばれます。この「三七」の由来には諸説あります。

  • 種をまいてから収穫まで3〜7年かかるから、という説
  • 枝が3本、葉が7枚に分かれる特徴から、という説

「田七」と「三七」は、同じ植物を指す呼び名です。

「金不換(きんふかん)」

中国では、田七人参は「金不換」とも呼ばれてきました。これは「金(きん)にも換えられないほど貴重」という意味。それほどまでに珍重されてきた、特別な素材だったことがうかがえます。

長い年月をかけて育つうえ、良質なものは限られるため、古くから貴重な薬膳素材として大切にされてきました。


3. 田七人参の産地 — 雲南省

田七人参の主な産地は、中国・雲南省です。

雲南省は中国南西部に位置し、標高が高く、寒暖差のある独特の気候。この土地が、田七人参の栽培に適しているとされています。「雲南田七」という呼び名もあるほど、雲南省は田七人参の代表的な産地として知られています。

田七人参は土の養分を多く吸収するため、一度栽培した畑では、しばらく田七人参を育てられないといわれるほど。それだけ、栽培には手間と時間、そして広い土地が必要な、貴重な植物なのです。


4. 田七人参の特徴

田七人参は、次のような特徴を持つ植物です。

  • :ウコギ科トチバニンジン属
  • 分類:多年草
  • 使う部分:主に根
  • 産地:中国・雲南省など
  • 育成期間:3〜7年と長い
  • 形態:乾燥根、粉末、サプリメントなど

田七人参の根は、ゴツゴツとした硬い塊状で、色は灰褐色〜黒っぽい色をしています。非常に硬いため、そのまま使うよりも、粉末(パウダー)状に加工して使うことが多い素材です。

日本で流通しているのは、粉末タイプやサプリメントタイプが中心です。


5. 田七人参と高麗人参の違い

「田七人参と高麗人参の違い」は、よく検索される疑問です。どちらも「人参」とつき、同じウコギ科の仲間ですが、いくつかの違いがあります。

田七人参 高麗人参(朝鮮人参)
学名 Panax notoginseng Panax ginseng
主な産地 中国・雲南省 朝鮮半島・中国東北部
別名 三七人参、金不換 朝鮮人参、御種人参
中医学の性質 温(穏やかに温める) 温(温める)
主に使う部分

どちらも「Panax(パナックス)」属の仲間で、薬膳・漢方の世界で古くから珍重されてきた点は共通しています。

両者は近い関係にありますが、産地や中医学での扱われ方が異なる全く別の素材です。それぞれに独自の歴史と親しまれ方があります。

なお、私たちが普段食べる野菜の「にんじん(セリ科)」とは、まったく別の植物です。「人参」という名前は共通していますが、植物としては別物です。


6. 田七人参の味は?

田七人参は、独特の苦味があることで知られています。

高麗人参に似た、漢方らしいほろ苦さが特徴です。粉末をそのままお湯に溶かすと、しっかりとした苦味を感じます。

この苦味が田七人参らしさでもありますが、苦味が苦手な方には、はちみつを加えたり、他の素材とブレンドするのがおすすめです。また、味を感じにくいカプセルタイプのサプリメントを選ぶ方も多くいます。


7. 田七人参の飲み方・楽しみ方

田七人参は、主に粉末やサプリメントの形で親しまれています。

粉末(パウダー)をお湯に溶かす

  1. 田七人参の粉末を小さじ1/2〜1程度用意する
  2. お湯に(150〜200cc)に溶かす
  3. よくかき混ぜて完成

苦味が気になる場合は、はちみつを加えると飲みやすくなります。

お茶として

田七人参を使った「田七花茶」など、お茶として楽しむタイプもあります。

サプリメント・カプセル

苦味が苦手な方や、手軽に続けたい方には、カプセルや錠剤タイプのサプリメントが便利です。

飲むタイミング

特に決まりはありませんが、毎日少しずつ続けるのが、こうした素材を楽しむコツです。まずは少量から始めて、ご自身の体調に合わせて調整しましょう。


8. 田七人参にカフェインは入っている?

田七人参はノンカフェインです。

田七人参は植物の根から作られ、茶葉ではないため、カフェインを含みません。時間を選ばず楽しめます(妊娠中の方は念のため後述の章をご覧ください)。


9. 田七人参を使うときの注意点

「田七人参 副作用」「田七 禁忌」「合わない人」も検索される項目です。安心して楽しんでいただくため、知っておきたいポイントをご紹介します。

お薬を服用中の方

お薬を服用中の方、特に血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方は、田七人参の摂取について必ずかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。

体質に合わない場合

「田七人参 合わない人」と検索される方もいます。どんな素材にも体質との相性があります。体に合わないと感じた場合は、ご利用をお控えください

飲みすぎに注意

「貴重な素材だから」とたくさん摂ればよいというものではありません。適量を守ってお楽しみください。

健康上の不安がある方へ

何らかの健康上の不安や、気になる症状をお持ちの方は、まず医療機関を受診してください。田七人参は医薬品ではありません。治療が必要な状態を、薬膳素材で代替することは避けてください

田七人参は古くから珍重されてきた素材ですが、あくまで食品・薬膳素材として、毎日の養生に取り入れるものです。気になる点があれば、漢方薬局や医師にご相談ください。


10. 妊娠中・授乳中の方へ

妊娠中や授乳中の方は、田七人参のご使用について、かかりつけの医師や薬剤師にご相談のうえご判断ください。とくに妊娠中の方はおすすめできません。


11. 田七人参の選び方

田七人参を選ぶときのポイントをご紹介します。

① 産地を確認する

雲南省産など、産地が明記されているものを選ぶと安心です。

② 形態を選ぶ

形態 特徴
粉末(パウダー) お湯に溶かして。成分をまるごと
カプセル・錠剤 苦味が苦手な方、手軽に続けたい方
乾燥根 本格的に楽しみたい方

 

③ 純度・品質を確認する

他の原料が混ざっていない、田七人参そのものの純度が高いものを選ぶと安心です。

④ 残留農薬検査の有無

口に入れるものですので、品質管理がしっかりされたものを選びましょう。日本国内で残留農薬検査が行われたものなら、より安心です。

灯心堂では、漢方薬局で選んだ田七人参を、残留農薬検査済み・添加物不使用・全品送料無料でお届けしています。

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12. 中医学での田七人参

薬膳の世界では、素材をその性質によって分類する考え方があります。参考として、田七人参の中医学的な分類をご紹介します。

項目 分類
五性 温(おん)— 穏やかに温める性質
五味 甘・苦(かん・く)— わずかな甘みと苦み
帰経 肝・胃

 

中医学では、田七人参は「肝(かん)」と「胃(い)」に働きかける素材として親しまれてきました。

「金不換(金にも換えられない)」と呼ばれたほど珍重され、長い歴史のなかで大切にされてきた、特別な薬膳素材のひとつです。

体質別の親しまれ方

 


13. まとめ

田七人参(でんしちにんじん)は、中国で「金不換」と呼ばれ珍重されてきた、特別な薬膳素材です。

  • 特徴 — ウコギ科の多年草。根を乾燥・粉末にして使う
  • 別名 — 三七人参、金不換
  • 産地 — 中国・雲南省が代表的
  • 高麗人参との違い — 同じPanax属だが、産地や扱われ方が異なる別の素材
  • — 漢方らしい独特の苦味
  • 形態 — 粉末・カプセル・サプリメントが中心
  • カフェイン — ノンカフェイン
  • 注意 — お薬を服用中の方は医師・薬剤師に相談を

長い年月をかけて育ち、「金にも換えられない」と呼ばれた貴重な素材、田七人参。

独特の苦味も、その素材らしさのひとつ。東洋の養生の知恵を、現代の暮らしに取り入れるひとときとして、田七人参を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ご不明な点があれば、漢方薬局である灯心堂にお気軽にご相談ください。

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保存方法

  • 直射日光・高温多湿を避け、密閉容器で保存してください
  • 開封後はお早めにお召し上がりください
  • 天然の素材のため、色や風味に若干の違いが生じることがありますが、品質には問題ありません

商品情報

  • 名称:田七人参
  • 原材料名:田七人参
  • 製造者:灯心堂漢方薬局(大阪府吹田市江坂町2-6-14 池上第二ビル202)

灯心堂は、大阪・江坂にある漢方薬局が運営する薬膳とハーブの専門店です。 すべての商品は残留農薬検査済み・添加物不使用・全品送料無料でお届けしています。

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