鶏血藤(けいけっとう)とは?名前の由来・特徴・中医学での親しまれ方【完全ガイド】

鶏血藤(けいけっとう)とは?名前の由来・特徴・中医学での親しまれ方【完全ガイド】

切ると、まるで鶏の血のような赤い樹液がにじみ出る、不思議なつる植物。 その印象的な姿から名づけられたのが「鶏血藤(けいけっとう)」です。

中国南部の山地に育つこの植物は、古くから薬膳・漢方の素材として知られ、また「血」の名を持つことから、特に親しまれてきました。

この記事では、鶏血藤とは何か、印象的な名前の由来、植物としての特徴、そして中医学での伝統的な親しまれ方まで、漢方薬局が詳しくご紹介します。


目次

  1. 鶏血藤(けいけっとう)とは?読み方は?
  2. 名前の由来 — なぜ「鶏の血」?
  3. 鶏血藤の植物としての特徴
  4. 「血」の名を持つ、女性に親しまれてきた素材
  5. 鶏血藤の味は?
  6. 鶏血藤の楽しみ方
  7. ブレスレット・数珠としての鶏血藤
  8. 鶏血藤を使うときの注意点
  9. 妊娠中・授乳中の方へ
  10. 鶏血藤の選び方
  11. 中医学での鶏血藤
  12. まとめ

1. 鶏血藤(けいけっとう)とは?読み方は?

鶏血藤は「けいけっとう」と読みます。

マメ科のつる性植物で、中国南部や東南アジアの山地に自生します。「藤(とう)」という字が示すとおり、他の木に巻きついて伸びる、つる性の木本(もくほん)植物です。

薬膳・漢方の素材としては、主につる(茎)の部分を輪切りにして乾燥させたものが使われます。

中国では古くから知られた素材で、特に「血」に関わる養生の文脈で親しまれてきました。日本ではあまり馴染みがありませんが、漢方の世界では知られた存在です。


2. 名前の由来 — なぜ「鶏の血」?

「鶏血藤」という印象的な名前には、はっきりとした由来があります。

この植物のつるを切ると、断面から赤い樹液がにじみ出てくるのです。その赤さが、まるで鶏の血のように見えることから、「鶏血藤」と名づけられました。

切り口がだんだんと赤黒く変化していく様子は、とても独特。古代の人々がこの赤い樹液を見て、「血」を連想し、名前をつけた——そう考えると、植物の名前の奥深さを感じます。

また、輪切りにした断面には、赤い樹液が年輪のように同心円状に広がる模様が見られ、これも鶏血藤ならではの特徴です。


3. 鶏血藤の植物としての特徴

鶏血藤は、次のような特徴を持つ植物です。

  • :マメ科
  • 分類:つる性の木本植物(つる植物)
  • 産地:中国南部、東南アジアの山地
  • 使う部分:つる(茎)を輪切りにして乾燥
  • 特徴:切ると赤い樹液が出る。断面に同心円状の模様

つる性で、他の木々に巻きつきながら、山地でたくましく成長します。

薬膳素材としては、太いつるを輪切りにして乾燥させたものが使われ、その断面の美しい模様も特徴のひとつです。煮出すと、ほんのりと色のついたお茶になります。


4. 「血」の名を持つ、女性に親しまれてきた素材

鶏血藤は、その名に「血」を持つことからも分かるように、中医学では古くから「血(けつ)」に関わる養生の素材として知られてきました。

中医学において「血」は、全身に栄養と潤いを運ぶ大切なものと考えられています。そして、月経や出産などで「血」と深く関わる女性にとって、古くから親しまれてきた素材でもあります。

中医学では、鶏血藤は「血を補い、巡らせる」という、2つの側面を併せ持つ珍しい素材とされ、重宝されてきました。

「血」をテーマにした体質について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。


5. 鶏血藤の味は?

鶏血藤を煮出したお茶は、クセが少なく、ほんのりとした風味です。

強い苦味や香りはなく、やさしく穏やかな味わい。色は、煮出すと淡い赤褐色〜茶褐色になります。

クセが少ないので、他の薬膳素材とブレンドしやすいのも特徴です。なつめやクコの実など、「血」をテーマにした素材と組み合わせて楽しまれることが多い素材です。


6. 鶏血藤の楽しみ方

鶏血藤は、薬膳の世界でお茶として楽しまれてきました。

鶏血藤茶(煮出し)

輪切りにして乾燥させた鶏血藤は、硬いので、じっくり煮出すのが基本です。

  1. 鶏血藤を5〜10g用意する
  2. お鍋に水500ccと鶏血藤を入れる
  3. 沸騰したら弱火で15〜30分煮出す
  4. 茶こしでこして完成

硬い素材なので、お茶よりやや長めにじっくり煮出すのがポイントです。

おすすめのブレンド

鶏血藤はクセが少なく、他の素材と合わせやすい素材です。

① 鶏血藤 × なつめ

「血」をテーマにした素材同士の組み合わせ。なつめのやさしい甘みが加わって飲みやすくなります。

なつめの商品ページはこちら

② 鶏血藤 × クコの実

クコの実のやさしい甘みと彩りを添えて。

クコの実の商品ページはこちら

③ 鶏血藤 × なつめ × クコの実

3つを合わせた、薬膳らしい滋味あふれる一杯。


7. ブレスレット・数珠としての鶏血藤

鶏血藤は、薬膳素材としてだけでなく、工芸品の素材としても知られています。

「鶏血藤 ブレスレット」「鶏血藤 数珠」と検索される方もいるように、鶏血藤の木(つる)は、その美しい断面の模様を活かして、ブレスレットや数珠、アクセサリーに加工されることがあります。

輪切りにしたときに見える赤い同心円状の模様は独特で、天然素材ならではの味わいがあります。中国では縁起のよい素材ともされ、お守りのように身につける文化もあります。

ただし、工芸品用の鶏血藤と、薬膳・漢方用の鶏血藤は、用途が異なります。お茶として楽しむ場合は、必ず食用・薬膳用として適切に加工されたものを選んでください。


8. 鶏血藤を使うときの注意点

「鶏血藤 副作用」も検索される項目です。安心して楽しんでいただくため、知っておきたいポイントをご紹介します。

信頼できるお店から購入する

鶏血藤は、薬膳・漢方の素材として適切に加工されたものを使うことが大切です。漢方薬局や信頼できる薬膳専門店で購入しましょう。前述のとおり、工芸品用ではなく、食用・薬膳用のものを選んでください。

お薬を服用中の方

「血」に関わる素材ですので、お薬を服用中の方、特に血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方は、必ずかかりつけの医師や薬剤師にご相談のうえご利用ください。

体に合わないと感じたら

万一、体に合わないと感じた場合は、ご利用をお控えください。

健康上の不安がある方へ

何らかの健康上の不安や、気になる症状をお持ちの方は、まず医療機関を受診してください。薬膳素材は医薬品ではありません。治療が必要な状態を、薬膳素材で代替することは避けてください


9. 妊娠中・授乳中の方へ

鶏血藤は「血」に関わる素材とされ、伝統的に扱いに配慮されてきた素材です。妊娠中・授乳中の方は、ご使用をお控えいただくか、必ずかかりつけの医師にご相談のうえご判断ください。


10. 鶏血藤の選び方

鶏血藤を選ぶときのポイントです。

① 漢方薬局・薬膳専門店で購入する

鶏血藤は、適切に乾燥・加工された食用・薬膳用のものを選ぶことが大切です。漢方の知識を持つお店で購入するのが安心です。

② 残留農薬検査の有無

口に入れるものですので、日本国内で残留農薬検査が行われているものを選ぶと安心です。

③ 添加物のないもの

甘味料・着色料・保存料などが使われていない、素材そのままのものを選びましょう。

灯心堂では、漢方薬局の目利きで選んだ鶏血藤を、残留農薬検査済み・添加物不使用・全品送料無料でお届けしています。

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11. 中医学での鶏血藤

薬膳の世界では、素材をその性質によって分類する考え方があります。参考として、鶏血藤の中医学的な分類をご紹介します。

項目 分類
五性 温(おん)— 穏やかに温める性質
五味 苦・甘(く・かん)— 苦みとやさしい甘み
帰経 肝・腎

 

中医学では、鶏血藤は「肝(かん)」と「腎(じん)」に働きかける素材として親しまれてきました。

特徴的なのは、中医学において鶏血藤が「血を補う」と「血を巡らせる」の両方の側面を持つとされてきたこと。これは珍しい性質で、古くから「血」をテーマにした養生に用いられてきました。

体質別の親しまれ方


12. まとめ

鶏血藤(けいけっとう)は、切ると鶏の血のような赤い樹液が出る、印象的なつる植物です。

  • 特徴 — マメ科のつる性植物。切ると赤い樹液が出る
  • 名前の由来 — 赤い樹液が鶏の血のように見えることから
  • 使う部分 — つるを輪切りにして乾燥させたもの
  • 「血」の名の素材 — 古くから女性に親しまれてきた
  • 工芸品としても — 美しい断面がブレスレットや数珠に
  • 中医学 — 「肝・腎」に働きかける、「血を補い、巡らせる」とされる素材
  • 注意 — 食用・薬膳用のものを選び、お薬服用中の方は医師に相談を

赤い樹液という独特の特徴を持ち、その名のとおり「血」をテーマに古くから親しまれてきた鶏血藤。クセが少なく、なつめやクコの実とのブレンドも楽しめます。

日本ではまだ珍しい素材ですが、東洋の養生の知恵が詰まった、奥深い薬膳素材。毎日のひとときに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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保存方法

  • 直射日光・高温多湿を避け、密閉容器で保存してください
  • 開封後はお早めにお召し上がりください
  • 煮出したお茶はその日のうちにお飲みください
  • 天然の素材のため、色や風味に若干の違いが生じることがありますが、品質には問題ありません

商品情報

  • 名称:鶏血藤
  • 原材料名:鶏血藤
  • 製造者:灯心堂漢方薬局(大阪府吹田市江坂町2-6-14 池上第二ビル202)

灯心堂は、大阪・江坂にある漢方薬局が運営する薬膳とハーブの専門店です。 すべての商品は残留農薬検査済み・添加物不使用・全品送料無料でお届けしています。

鶏血藤の商品ページはこちらなつめ — 「血」をテーマにしたブレンドに ▶ クコの実 — ブレンドにおすすめ

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